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2017/05/19 20:30 その他

北谷町出土の土器 モデルは東北土器

 北谷町の遺跡で見つかった土器の破片が、東北地方などの土器をモデルに西日本で作られたものであることが、専門家の研究で分かりました。

 北谷町の平安山原(はんざんばる)B遺跡では、2009年の調査で土器の破片が発見され、青森県の弘前大学の2人の専門家が分析を進めていました。
 19日発表された分析結果では、土器の原料から検出された火山灰の成分から、九州から四国にかけての瀬戸内地域の土を用いて土器が作られたとの見解が示されました。
 その上で、土器が縄文時代末期にあたるおよそ2500年前のもので、東北を中心とした亀ヶ岡文化の大洞式土器をモデルに、北陸から中部地方の出身者が西日本で製作し、沖縄に運ばれたものだと推測が示されました。
 「北陸とか中国地方の出身者が西日本に移動して、その人が西日本の土で使った物が沖縄に運ばれた」(弘前大学人文社会学部・関根達人教授)
 亀ヶ岡文化の影響を受ける土器は北海道でも見つかっていて、今回の研究により同じ価値観の縄文人が北から南に広く存在し縄文文化の日本列島での一体性が裏付けられるということです。
 北谷町役場では今月23日から29日まで研究成果についての企画展が開かれます。