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2017/02/09 19:23 基地問題

嘉手納爆音対米訴訟 住民の訴え却下

 嘉手納基地の周辺住民がアメリカ政府を相手に軍用機の夜間と早朝の飛行差し止めなどを求めた裁判で那覇地裁沖縄支部は9日、住民の訴えを退ける判決を言い渡しました。

 この裁判はアメリカ軍機の騒音で聴力を失ったり不眠症に苦しんでいるなどとして嘉手納基地の周辺住民およそ150人がアメリカ政府を相手に夜間と早朝の飛行差し止めと1人当たりおよそ150万円の損害賠償を求めたものです。
 住民たちはアメリカ政府側を日本の法廷に出廷させ被害の実態を直接訴える考えでしたが、裁判所はアメリカ政府に訴状を送付せず一度も口頭弁論を開かないまま提訴から4年が経過していました。
 9日の判決で那覇地裁沖縄支部の藤倉徹也裁判長は「我が国の裁判権が及ばない」と述べ、住民の訴えを退けました。
 「ますますですね、怒りを爆発させて、裁判官たちをですね、憲法と良心の元に引き戻す、その戦いを続けましょう」(池宮城紀夫弁護団長)
 「もうちょっとね良識がある裁判所であって欲しかったんだけど、残念ですね。非常に残念ですね。アメリカに地元からのそういった訴えがあるよということをね、知らせて欲しかったんですけど」(住民は)
 住民側は今回の判決を不服として控訴する方針です。