9月23日の沖縄BON!!:特集「ふるさとの晩餐」
投稿日:2017年9月23日
小さい頃から親しんだ故郷の味。部活帰りに食べた食堂の味。
人には皆それぞれ、味の記憶とともに、想い出が蘇る食べ物があります。
懐かしくもあり、その人にとっては特別なメニュー。
そんな人と食を結ぶ内容の新シリーズをお送りしました。
今回は沖縄のお笑い団体、演芸集団FECの代表、
山城智二さんの忘れじの味を取り上げます。
智二さんの想い出の食は那覇市にある「やんばる食堂」の沖縄そば。
2つ上の兄、達樹さんに連れられ、高校時代から通っていました。
兄は今から20数年前、絶大な人気を誇ったお笑いコンビ「ファニーズ」の一人。
「沖縄にお笑いを根づかせたい」と休む間も無く頑張っていた達樹さんでしたが、
1996年の夏、志なかばで急逝します。26歳の若さでした。
喪失感から鬱になり、心の底から笑えなくなった智二さん。
兄の死後、遺品を整理していると、手帳にあることばが記されていました。
その言葉とは…。
兄の死後、智二さんが「やんばる食堂」で沖縄そばを食べていると、
昔の想い出が一気に蘇りました。
兄の残した言葉と沖縄そばの味が重なりました。
沖縄にお笑いを根付かせるために、舞台を“続けて”いった達樹さん。
40数年に渡り、店の味を守り、“続けて”きた「やんばる食堂」。
どちらも沖縄の大切なものを守り、“続けて”いるのです。
「まずはやること そして、続けること」
達樹さんの残した言葉です。
住所:沖縄県那覇市長田2-5-24 1F
電話:098-854-3781
営業時間:24時間営業
※火曜日:午後23時閉店、水曜日:午前9時より営業
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