RBC 琉球放送株式会社

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お知らせ

2019/03/20 番組審議会

第511回番組審議会

平成31年3月8日(金)午後4時より

琉球放送の第511回番組審議会が、3月8日金曜日午後4時より琉球放送11階会議室で開催され、「琉球難民~証言と記録でたどる台湾疎開~」について審議が行われた。
意見の概要は以下の通り。

●これまで知られていなかった沖縄県民の台湾疎開という史実に光を当て、体験者の生々しい証言を軸に戦争の悲惨さを描いていた。ベースとなった証言集の意義についてももっと触れてほしかった。

●体験者が語る証言の悲惨さから、彼らがたどった人生がどのようなものだったかを彷彿させた。
新聞を利用しての疎開者募集は、昨今のフェイクニュースやSNSの危うさと共通するものを感じた。

●沖縄から目と鼻の先の台湾で起こった悲劇と、それに翻弄された人生に心が痛んだ。帰還に向けて尽力した「沖縄同郷会連合会」の存在も重要であった。体験者が存命のうちに記録を残すことの意義も痛感した。

●最新の歴史研究に着眼し、多数の証言をもって立体的に描くことで疎開体験の多様さを表現していた。沖縄ではなく「琉球」という文言を使っていたことに歴史認識の点で疑問を覚えた。

●台湾総督府の存在や移住時期による生活格差など、台湾と沖縄との関係は重層的である。台湾疎開を取り上げた問題意識を評価しつつ、今後のさらなる調査報道にも期待したい。

●オープニングでは現在の平和な台湾が描写され、その後の展開へと明暗でうまく対比させていた。体験者の淡々とした語りから、その心に沈んだ憤りや嘆きが感じられた。

●「棄民」にも通じるような隠された歴史をひもといてくれた。わずか四歳で亡くなった甥が残した言葉は涙なくして聞くことができず、戦争は二度と起こしてはならないとあらためて痛感した。

出席委員
幸喜徳子・宮城邦治・長元朝浩・富名腰徹

欠席委員
成底勇人・松原知之・三島わかな(以上リポート提出)