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RBCニュース

2019/09/11 18:07 基地問題

第3次嘉手納爆音訴訟で判決 飛行差し止め認めず

アメリカ軍嘉手納基地周辺の住民らが軍用機の夜間・早朝の飛行差し止(と)めなどを求めた第3次嘉手納爆音訴訟で福岡高裁那覇支部はきょう国に対し、およそ261億円の損害賠償を支払うよう命じる判決を言い渡しました。
1審から40億円あまり減額となり飛行差し止めについても認めませんでした。
この裁判は嘉手納基地周辺の住民およそ2万2000人が国に対し軍用機の夜間・早朝の飛行差し止めと損害賠償を求めているものです。
きょうの判決で福岡高裁那覇支部の大久保正道(おおくぼ・まさみち)裁判長はアメリカ軍機による騒音被害を認め国に損害賠償およそ261億円を支払うよう命じました。
1審からおよそ40億円の減額です。
また、第1次訴訟から原告団が求めてきた飛行差し止めについてはこれまでと同様「国はアメリカ軍機の運航を規制、制限する立場にない」という「第三者行為論」を理由に棄却されました。
損害賠償の減額について判決では明言されていませんが、1審で認められていた騒音が原因の高血圧発症のリスクが「個人で異なるため若干加味する程度にとどまる」とされたことが理由とみられます。
新川秀清原告団長【10秒】「私たちの一番の願いであるこの飛行差し止めが認められない以上、私たちはここで本当に静かな夜を取り戻すまで頑張りましょう」原告側の女性【11秒】「静かな夜に眠りたいというのが基地周辺の人の切実なる願いですよ。
沖縄県民の人権を踏みにじっている」原告側は判決を不服として上告する方針です。