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2021/06/15 18:33 基地問題

米陸軍施設の「PFOS」流出 基準値超えず

うるま市のアメリカ軍施設から有機フッ素化合物=PFOSを含む水が流出した問題で、県は環境省が定める値を超える濃度の化学物質は検出されなかったと発表しました。

この問題は今月10日、うるま市昆布のアメリカ陸軍施設の貯水槽から人体への影響が懸念される有機フッ素化合物PFOSを含む泡消火剤が混入した水が流出したものです。
県によりますと、流出した水は最大で2460リットルドラム、缶にして12本分で、県は流出の影響を調査するため周辺の水路や川、あわせて5か所を調査しました。
その結果、天願橋周辺で1リットルあたり44ナノグラムのPFOSが検出されましたが、1リットルあたり50ナノグラムとする環境省の定める基準値を超えるPFOSは検出されませんでした。
県は「流出から時間が経っているため、影響は確認できなかった」としています。

地元うるま市の中村正人市長は15日、沖縄防衛局を訪れ、地元への連絡が発生から丸一日経った後だったことに抗議し、安全管理の徹底と連絡体制の迅速化を求めました。
これに対し、田中利則局長は、アメリカ軍からの通報の遅れに強く抗議し施設の安全管理の徹底などを求めたと説明しました。

「(米軍の)初動が遅いということで、この点については強く申し入れしました。この施設が入用でなければ最終的に撤去してもらいたいとお願いをしてまいりました」(中村市長)

この問題についてはうるま市議会も基地対策特別委員会で対応を協議することにしています。