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2020/06/25 18:07 基地問題 最新ニュース

辺野古軟弱地盤 専門家「工期・工費大幅増」

 大浦湾側の海底には、最も深い所でおよそ90メートル下に軟弱地盤の存在が指摘されています。その地盤改良工事に伴う設計変更により、工期は8年から12年に伸び総工費はおよそ3500億円から9300億円へと大幅な増額が見込まれています。

 この軟弱地盤について玉城知事に政策を提言する諮問機関・万国津梁会議の基地問題に関する会合で地盤工学の専門家が「工期・工費ともにさらに大幅に増える」などと問題点を指摘しました。

 地盤工学が専門の鎌尾彰司日本大学准教授は、25日開かれた基地問題に関する万国津梁会議の会合で、辺野古沖に存在する軟弱地盤の問題点について知事や委員に説明しました。

「彼らが計算している一番深いところのデータは、実はその場所での地盤調査はやっていませんので、(周辺)3か所で得られたデータを一番深いところと一緒だよという風にして色々設計を実施している」
(日本大学(地盤工学)鎌尾彰司准教授)

 政府は辺野古への移設について工期12年、費用はおよそ9300億円かかると試算していますが、鎌尾准教授はこのまま工事を進めても軟弱地盤が原因で地盤沈下が発生するため「工期・工費ともに現在の計画より大幅に増える」と指摘しました。

「公共工事として少なくとも合理的にできるプロジェクトではないという確信をさらに強くしたんですが、本土やアメリカ側にどう分かりやすく伝えていくのかということが課題になる」
(米軍基地問題に関する万国津梁会議・柳澤協二委員長(元内閣官房副長官補))

 委員らは軟弱地盤の問題も含め今後も議論を重ね知事の政策への提言書を作成することにしています。