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2020/11/12 11:17 気象・災害

OIST「ハリケーン勢力に温暖化が関係」

 沖縄科学技術大学院大学(OIST)の研究チームは、ハリケーンの上陸後の勢力維持に気候の温暖化が影響しているとする研究を発表しました。

 今後、台風の被害予測につながると期待されています。

 OISTのピナキ・チャクラボルティ教授らはアメリカに上陸した北大西洋のハリケーン71個を分析し、上陸後のハリケーンの勢力が弱まる速度がこの50年でおよそ2倍遅くなっていることを発見しました。

 この速度の変化が海面水温の変化と一致していることから、地球温暖化が進むとハリケーンが上陸後も勢力を保つようになり内陸での被害が増加すると指摘しています。

 温暖化とハリケーンの海上での勢力の関係はこれまでに多くの研究が指摘していますが、上陸後のハリケーンへの影響を示したのは今回が初めてだということです。

 研究チームは今後ほかの地域で発生する台風やサイクロンなどについても研究を進める方針です。

 この研究成果は12日発売の科学誌「ネイチャー」に掲載され、今後の台風の被害予測にもつながることが期待されています。