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RBCiラジオスペシャル 「沖縄の演劇」

2018年2月12日は「沖縄の演劇」と題してお送りしました。

沖縄は歌と踊りの島、芸能の宝庫などと言われたりもします。
沖縄の芸能、エンターテイメントと言えば、歌はもちろん、最近ではお笑いも人気ですが、
実は演劇も熱いです! いや、もっと熱くしたい!という想いも込めてこのテーマを取り上げました。
(ただし今回は昔からある沖縄芝居ではなく、現代劇に特化しております)

 

ゲストに「わが街の小劇場」管理人、俳優や演出もされていらっしゃいます、福永武史(たけふみ)さん、
オリジンコーポレーションから、俳優、脚本家、演出をしながらマネージャー業もされている永田健作さん、
そして、TEAM SPOT JUMBLEから制作担当の喜舎場梓さんをお迎えしました。

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福永武史さん(左下) 永田健作さん(右上) 喜舎場梓さん(右下)

 

「わが街の小劇場」や「銘苅ベース」など、
近年、小劇場がオープンし、コンスタントに演劇が行われています。
規模もジャンルもさまざまですが、毎年新しい劇団が結成されたり、
少人数での演目があったりと、徐々に演劇人口が増えている印象があります。
こんな小さな島なのに演劇人口が増えている?!
しかもオリジナルの脚本で毎年毎回、新しい舞台が生まれているのです。
(演劇によっては即興芝居もあります)

番組ではゲストの方が演劇に関わるようになったきっかけや役者あるある、
苦労話など、エピソードを交えていろいろとお話を伺いました。
東京で危うくとある書類にサインさせられそうになった
永田さんの話しが面白かったです(笑)
いつも寡黙(だそう)な福永さんにもたっぷりお話し頂き、
沖縄県立芸術大学出身ながら表現する側ではなくそれを支える裏方が面白い、
と制作に携わることになった喜舎場さんの熱意で
あっという間の一時間でした。

聞き逃したという方はぜひラジコで聴いてみて下さい。
2月19日(月)の20時前までは聴けると思います!
RBCiラジオスペシャル「沖縄の演劇」

以下、担当ディレクターの個人的な後記となりますが、

「沖縄の人は表現したいと思っている人が多い気がする!」

そう思って取り上げた内容でしたが、やっぱりそうだと実感(笑)
インタビューさせて頂いた演者の女性は40歳で演劇に出会い、
出演したことから演劇に魅せられ今も演じているとおっしゃっていました。
そして、沖縄の人は余興だったり、表現するのが好きですよね、とも。

 

一つの作品が出来上がるまでには、まず脚本家が物語を書き、
それから役者のキャスティング、演出家による稽古(それも時間をかけて)があり、
その一方で、上演のためのスポンサー周り(資金集め)、
宣伝(フライヤー作成等)などなど、本当に多くの労力と時間がかかっています。
当たり前と言えば当たり前なのかもしれませんが、
演劇は映画と違い「生」です。
一回一回、全部違う空気が生まれます。
「生」ならではの緊張感は演劇の醍醐味の一つでもあると思います。

 

実際、先日観劇しました劇団OOC(ダブルオーシー)の演目、
恋線連笑築唄(れんせんれんしょうちくばい)」
(2018年2月10日、11日@わが街の小劇場」は、
小さな空間ながら照明と音と演出、そして演者の素晴らしい演技で
本当に楽しめるエンターテイメントでした。
もう一度見たい!
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わが街の小劇場(座布団のところも客席!)

お芝居だけを仕事にして食べていくのは厳しい現状です。
それでも演じたい、演劇に関わりたいと思っている人たちがこの小さな島にたくさんいます。
ぜひ機会があれば演劇を見に行ってみて下さい。
もっともっと演劇を見る人が増えますように。
沖縄に「演劇を楽しむ」という土壌が定着しますように。

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