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このラジオがヤバいCP

琉球放送ラジオドラマ「絶対、泣かない。」

ラジオドラマ絶対、泣かない

放送日

2019年1月12日(土)~3月31日(土)全12回
放送時間 17:20~17:30
脚本 時枝 正俊
出演 田中 里佳、ミユキ

登場人物

わたし ・・・ 本名、杉原京子 通称”もんちゃん” 本が好き。上京して、舞台女優を志す。

ハヅキさん・・・「わたし」が高校時代通っていた図書室の司書の先生。

大家さん・・・ アパートの大家さん。推定80代。入居者のゴミのマナーの心配ばかりしている。

神田林先生・・・ミュージカルの音楽監督、歌唱指導の大先生(大御所)。

ミムラさん・・・芸能事務所「マツリ・プロダクション」のマネージャー。

橘社長 ・・・ 芸能事務所「タチバナ・ミュージック」の社長。

茂木先生・・・ 高校時代、「わたし」の担任だった男性教師。

タケダタケル・・・演出家。「わたし」が出演する作品の演出を担当する。

みなちゃん・・・「わたし」が出演する作品にともに出演する若手女優。

近藤くん ・・・「わたし」が出演する作品にともに出演する若手俳優。

堂山プロデューサー・・・「マツリ・プロダクション」のプロデューサー。

 
ストーリー

高校時代の「わたし」は、放課後毎日、図書室に通っていた。
お目当ては、司書室のお姉さん「ハヅキさん」だった。
私はハヅキさんが大好きだった。だってハヅキさんは、私が読みたいと思う本を、いつもサッと差し出してくれるのだ。
それは、まるで私の気持ちが分かる魔法使いのように。
この物語は、私が高校を卒業して、上京をするところからはじまる。
私は、ミュージカルの世界に飛び込もうと思っていた。
旅立つ直前に、ハヅキさんが手紙をくれた。
手紙の最後に書かれていたのは、こんな言葉。
「絶対、泣かない」
正直「なにこれ」と思った。ハヅキさん、こういう時は、もっとちゃんとしたメッセージを送らないと。「頑張って」とか「応援してるよ」とか、ありきたりの言葉で良いんだから。
その時の私には、ちっとも分からなかった。この世界には、泣きたくなるような現実が、何度も何度もおとずれるということを。大粒の涙の海で、溺れそうな夜があることを。
ハヅキさんは、ことあるごとに手紙をくれた。送ってもらった手紙は、たわいもないようなこと。私も時々、愚痴っぽくなるような返信をした。ハヅキさんの手紙は、苦境に立たされた私を何度も救ってくれた。
距離は離れれているけど、私はいつもハヅキさんと一緒にいるような気がした。
今、私は、はじめてもらった小さな役で、はじめて大きなステージに立とうとしている。この場所にくるまで、いろんなことがあった。私は、自分が思っているよりずっと弱い人間なんだってことを思い知った。でも、大丈夫。きっと大丈夫。ここまでこられたことは私が成長できた証だから。何度も泣きたくなるような瞬間があったけど、ハヅキさんの言葉のおかげで、私は、グッと耐えることができたんだから。
よし、息を吸いこもう。もうすぐ舞台の幕が上がる。

 

放送時間

19年1月12日(土)~3月31日(土) 全12回 放送時間17:20~17:30

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