戦後の沖縄美術を牽引した画家、大嶺政寛の企画展が沖縄県立博物館・美術館で始まった。
この企画展の目玉は大型作品「デイゴと赤瓦」。
2m30cm ×2m60cmと言う大嶺作品の中でも類を見ないサイズだ。
この作品は3年前に生命保険会社から寄贈されたが、いつからどのような経緯で生命保険会社にあったのかを知る人はいない。またこの作品はあまりにも絵具の劣化がひどく、今まで公開は不可能とされてきた。
今回の公開、その裏には1人の修復家の存在があったことに注目する。
沖縄県立博物館・美術館に赴任してきた修復家、梶原正史さん。
梶原さんの修復とそこから見えて来る大嶺政寛と言う画家の思いを紹介する。