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第539回番組審議会

2021年12月10日(金)

琉球放送の第539回番組審議会が、12月10日金曜日午後4時より琉球放送11階会議室で開催され、「RBCiラジオスペシャル 首里城火災から1年~伝え続けた8時間」について審議が行われた。

意見の概要は以下の通り。

●行政や施設の報告ではなく、首里に暮らす方々の市民目線が伝わってきたことを評価したい。8時間の映像がありながらラジオ番組にしたのが惜しまれる。

●石崎さんが首里人としての無念さを感じながらも、炎上する首里城を冷静に撮影し、歴史の証言者になっていく過程が伝わってきた。最後に流れた「芭蕉布」のBGMもいい。

●火災という極めて視覚的なものをラジオの音声だけで表現しようとする挑戦心と先見性を評価したい。石崎さんの語り口によって、映像を見ているような臨場感が生まれていた。

●首里城焼失から1年という時宜を得た放送。住民たちの首里城に対する「普段着の思い」をうまく拾い上げ、リスナーに考えるきっかけを提供していた。

●火災という史実を後世に残すために8時間もビデオを回し続けた行動力に、首里城への深い思いが感じられた。石崎さん自身のライフヒストリーが聞けるとさらに厚みが増しただろう。

●刻々と変わる火災現場の様子が手に取るように伝わり、ラジオとは思えない臨場感と迫力に満ちていた。仲田紀久子アナの質問も的確で、1時間にわたる番組を成功させたポイントであった。

●石崎さんの「首里城の映像を歴史として後世に残したい」という思い、首里城が無いことの喪失感が十分に伝わってきた。沖縄県公文書館でのやりとりも含め、セリフをもう少し取捨選択した方がよかった。

出席委員 

幸喜徳子・宮城邦治・三島わかな・富名腰徹・伊東和美・森田美奈子

欠席委員

成底勇人(リポート提出)

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