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CORPORATE NEWS おしらせ

第562回 番組審議会

2024年4月12日(金)

琉球放送の第562回番組審議会が、4月12日金曜日に琉球放送11階会議室で開催された。はじめに、テレビ・ラジオの4月改編ならびに番組種別ごとの放送時間について担当者から報告が行われた。続いて、課題番組『RBCスペシャル「眠りの静観〜20時間睡眠の少年〜」』に関する審議が行われた。意見の概要は以下の通り。

【テレビの4月改編について】
●土曜日のお昼に放送中の自社制作番組『Aランチ』『KICK OFF! OKINAWA』はいずれも継続する。4月から新番組『ラジオの神回 テレビで語る』がスタートした。ラジオに親しみが深い沖縄において、ラジオ・テレビ兼営局ならではの番組作りを目指す。

【ラジオの4月改編について】
●平日17時より放送中の『わんDAY』は、新たなパーソナリティを迎えた。平日21時台の番組は他社制作の番組も含め、多様なラインナップで編成した。全体として改編は最小限とし、各番組のブラッシュアップを目指す。創立70周年企画も進行中である。

【番組に対する委員の意見】
●当事者らが赤裸々に語るインタビューにはインパクトがあり、評価できる。冒頭の映像は文脈が掴みづらく、残念であった。

●本番組を視聴することで、病の実情と支援の必要性について理解が進む、意義のある番組であった。
番組終盤のナレーションが印象的であった。

●スーパーやBGMのつけ方などが丁寧で、観やすいつくりとなっていた。支援の参考となるような埼玉県での事例を取り上げたことが評価できる。

●行政からの支援が届きにくいという重要な点を指摘していたことが評価できる。タイトルは、より多くの人の目に留まるよう、よりキャッチーなものにしてはどうか。

●病気の冷酷さに打ちひしがれる父親の姿が印象的であった。社会がこの病気とどう向き合い、当事者たちをどう支えていくのか、というメッセージを番組で発信してはどうか。

●クライネ・レビン症候群について初めて知る内容ばかりであった。難病に指定されるための要件について、より丁寧な説明が必要だったのではないか。

●専門医の説明や、本人・家族への影響についてわかりやすく描かれていた。インタビューの声が効果的に生かされており、番組の内容が深まっていた点が評価できる。

【委員の意見に対する制作者の応答】
●指摘いただいた点は次回の取材に生かしていく。本番組を通して病気の実情だけでなく、診断までにかかる長い期間、診断後の当事者の苦悩、社会から得られない理解と支援について伝えたかった。

出席委員
宮城邦治(委員長)・森田美奈子(副委員長)・伊東和美・仲程拓・島袋彩子

欠席委員
富名腰徹・三島わかな (いずれもレポート提出)

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