第572回 番組審議会
2025年4月11日(金)
琉球放送の第 572 回番組審議会が、4 月 11 日金曜日に琉球放送 11 階大会議室で開催され た。会の冒頭、新任委員となる本村真氏に委嘱状が交付された。続いて、テレビ・ラジオの 4 月改編な らびに番組種別放送時間について担当者から報告が行われ、その後、課題番組「『ゆかる日まさる日さ んしんの日』~沖縄国立劇場ステージ放送~」について審議が行われた。意見の概要は以下の通り。
【テレビの 4 月改編について】
●自社制作番組は、今回の改編では新たに発生するものはなく、「Aランチ」「ラジオの神回 テレビで 語る」が好評のため、再放送を実施し、新たな視聴者の獲得に繋げたい。全国ネットの番組は、新ドラマ3作品、バラエティーの新番組を3つと小幅な改編となっている。
【ラジオの 4 月改編について】
●平日・土日生ワイドに大きな改編は行わず、内容のブラッシュアップを進めていく。朝の番組では、新 番組「Brand-New Morning」が始まった。人気番組「アップ‼」は5分前倒しの6時55分スタート となり、より早く情報をお届けする。夜の番組は、「みんなの音楽室」の終了に伴い、バラエティー番組に 変更した。
【番組に対する委員の意見】
●番組が果たす役割は大きく、ずっと続くことを願っている。最後のカウントダウンは、洒落っ気がある良 い締め方で、次回も楽しみになった。
●三線文化の発信やシマクトゥバなど、沖縄文化の普及への貢献は非常に大きい。取り組みが各地に 広がっていて、三線文化の裾野の広さを再確認できた。
●各地との中継は、三線を通じて平和と文化を広げる意義のある取り組み。「うた・さんしん」が沖縄の 人たちの生きる糧になっていると感じた。
●三線が沖縄の人にとって、なくてはならない大切なものだと再確認できた。戦後80年の今年は、メッ セージ性の強い番組になっていた。
●三線が各地でいかに愛好されているかを実感した。島袋千恵美さんの司会は、柔軟で状況を上手く まとめていた。
●平和朗読での比嘉恒敏さんの話は、忘れてはならない、伝え続けていく必要があると強く感じた。
●さんしんの日が、沖縄の人々の中に溶け込んでいるのは、文化的な功績の1つとして高く評価できる。 「三線は沖縄の心である」という、最後の言葉が心に残った。
【委員の意見に対する制作者の応答】
●「さんしんの日」は33回を迎え、今ではカレンダーや沖縄手帳に、「さんしんの日」と記載されるよう になった。三線がメインになった日として、各地域、島々の歌の魅力、三線の魅力を伝え続けていきたい。
出席委員
宮城邦治・森田美奈子・三島わかな・伊東和美・仲程拓・島袋彩子・本村真