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CORPORATE NEWS おしらせ

第527回番組審議会

2020年10月9日(金)

琉球放送の第527回番組審議会が、10月9日金曜日午後4時より琉球放送11階会議室で開催され、「お茶の間歴史バラエティー となりの賀数さん一家」について各委員から意見が述べられた。
意見の概要は以下の通り。

●近年制作された歴史ドラマ「尚円王」「尚巴志」によって得られたノウハウや知見を活かして新たなジャンルを切り開いたことを評価したい。通常は表に出ない琉球の女性に着目した点もいい。

●バラエティー仕立てで楽しく見られる反面、少々騒がしすぎるように感じた。オギヤカをめぐる謎の数々に歴史への関心が深まった。冒頭に映し出された写真の女性は誰だったのか気になった。

●小さな瑕疵は散見されるものの、バラエティーの手法を駆使して、出演者の個性を生かして彩り豊かに琉球の歴史を表現した番組で高く評価したい。

●女帝オギヤカが魅力的で、琉球の歴史ロマンが感じられた。セットの演出も凝っていて面白い。琉球史を体系的に学ぶ機会がない中で貴重な番組といえる。

●お茶の間感覚の歴史バラエティーだが、しっかりした史料が示されたことで重厚感もあった。一方で、出演者の言葉遣いや騒がしさが気になった。

●琉球で活躍した女性たちを取り上げており興味を引かれたが、説明不足の箇所があったのが惜しまれる。冒頭のブーゲンビレアと青空の映像が沖縄らしさを表現しており印象的。

●一般的に重くなりがちな歴史番組だが、賀数仁然さんの起用によって柔らかい雰囲気を醸し出すことに成功していた。オギヤカを子思いの人物として解釈した点も興味深い。

 

 
出席委員
宮城邦治・成底勇人・三島わかな・富名腰徹・伊東和美・森田美奈子

欠席委員
幸喜徳子・(リポート提出)・伊東和美(同)

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