RBC 琉球放送株式会社


沖縄本島と周辺離島を測量した地図「琉球国之図」 1796年製作 尚財団 収蔵

 鮮やかな色遣いが目を引く一枚の地図。沖縄本島と周辺離島を描いた「琉球国之図」は、1796年に完成しました。これまで現物が公開されたことはなく、現在、都内で厳重に保管されています。
 琉球王国の大規模な測量事業は1737年に始まり、13年間続けられました。その結果、琉球王国では各行政区ごとに地図がつくられ、それらを集約して1796年、沖縄本島の全体図を記した「琉球国之図」が完成しました。
 その海岸線は現在の地図と重ね合わせてもほぼズレがない正確さです。一方、なぜカラフルに色分けされているかなど、謎も残されています。

 明治時代に南西諸島を探索した探検家、笹森儀助は琉球の地図について、「江戸時代300余藩の頂点に立つと称賛しても過言ではない」と驚嘆したとの記録が残っています。