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2月6日の沖縄BON!!:特集「今からでも間に合う!沖縄の旧正月料理」

特1

「まだ間に合う!沖縄の旧正月料理」

今回は、2月8日の「旧暦の元日」を目前に、
旧正月料理を特集しました。

そもそも沖縄では琉球の時代から、農業・漁業が主産業だったため、
太陽太陰暦から由来し、収穫や漁獲のサイクルとも関係がある
旧暦で生活してきました。

1956年から、琉球政府により始められた「新生活運動」の一環として、
「新正月一本化運動」が進められましたが、
それでも、旧正月の文化は今でも沖縄に残っています。

では、そんな沖縄で「旧正月をお祝いする料理」と言うのは、
どんな料理だったのでしょう?

実は、沖縄では正月のお祝いにはあまり比重を置いていなかったようで、
どちらかと言うと、トゥシビー(生年祝い)や、
ご先祖様を敬う行事(清明祭・豊年祭・旧盆)を盛大に祝っていたそうです。

なので、「自分たちのお祝い」である正月の料理はとてもシンプル。
沖縄調理師専門学校の創立者で料理研究家・新島正子さんの著書
「私の琉球料理」を基に、安次富順子校長に再現して頂きました。

特2

《四献(ゆちぐん)》

・ご飯 … お赤飯ではなく白米です。昔は贅沢な食材でした。
・すまし汁 … かつおダシに錦糸卵を浮かべて。卵も贅沢品でした。
・肉の汁物 … ダシは、豚とかつおの合わせダシ。
具は、三枚肉をメインに、椎茸・昆布・揚げ豆腐・大根。
・野菜の酢の物 … なんでもよい。
今も旧正月を盛大に祝う「糸満市字糸満」。
今回、沖縄BON!!のために、まだ旧正月ではないというのに、
地元の奥様方が知恵を出し合ってお正月料理を作ってくれました。

基本的に旧正月料理は「それぞれの家で違う」ので、
今回は「糸満市字糸満で平均的に伝えられている旧正月料理」を
作って頂きました。

特3

・赤飯 … もち米でなく普通の米を使います。色は小豆で。
・肉汁 … 豚の赤肉・昆布・椎茸・大根
市場近くのお肉屋さん「肉家こうちゃん」で作ってもらったそう。
・イカの和え物 … セイイカ・大根
元々は「ウバ(さらし鯨)」を使用
・スンシーイリチー … しなちく・椎茸・昆布・肉・かまぼこ
味付けは、醤油とみりんとダシ汁。
・田芋田楽 … 田芋を蒸かしてつぶし、砂糖とバター・塩少々で味付け。
・サーターアンダギー
・天ぷら … 今回は、イカと野菜と魚。
・魚の昆布巻き
・カマボコ
・ごぼうの肉巻き
・三枚肉

今回は糸満市字糸満の家庭に伝わる旧正月料理をご紹介しましたが、
地域によって、また、家庭によっても献立は変わってくるので、
お母さんやお義母さんに聞いて、ぜひ、今日と明日でしっかり旧正月の準備、
整えてくださいね!

 

 

 

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