TOP

【#残したい沖縄 2022】話題の画像生成AIで画像生成してみた②

2022.11.17

2022年は、戦後アメリカ軍の施政権下に置かれた沖縄が本土復帰してから50年の節目の年です。
復帰にまつわる出来事や当時を物語る場所や人々の証言を通じて今の沖縄を見つめ、これからを考えます。

画像生成AIで「復帰50年の沖縄」をテーマに画像生成してみた②

前回に引き続き、テキストからAIが自動で画像を生成する「DALL-E 2」というAI技術を使用して、「復帰50年の沖縄」をテーマに画像を自動生成してみました。

テキストを入力するだけで驚くような世界(絵)を表現でき、絵を描くことがあまり得意ではない投稿担当には、まさに魔法のような技術です。
「DALL-E 2」とは、規格外の起業家イーロン・マスクなどが出資して設立された人工知能を研究する非営利団体「OpenAI」によって開発されたモデルで、2022年7月20日にベータ版が公開されたばかりです。

組み合わせたテキストから、AIによって生成された画像をいくつか紹介していきます。
テキストの組み合わせにもよりますが、前回紹介した「Stable Diffusion」とはまた違った面白さを感じました。

| 指定テキスト:本土復帰50年の沖縄の変化と自然の美しさをゴッホが表現した。

| 指定テキスト:本土復帰50年の沖縄を北斎が表現した。


沖縄の自然や、歴史的な情報が画像に取り入れられているように感じましたが如何でしたか?
描かれた人物の顔が潰れていたり、顔が無かったりするというのは、テキスト指定しなかったからなのでしょうか。

下記の画像は、指定するテキストに更に特徴を入れてみました。

| 指定テキスト:本土復帰50年の沖縄プロパガンダ風ポスター

指定するテキストに特徴を入れることで、象徴的な人物が描かれている印象を受けましたが、AIが取得した情報には、琉球王国時代の貿易の歴史や、戦後(戦い?)、復帰(再起?)というニュアンスが取り入れられているように感じました。

下記では、実際では考えにくい組み合わせや、有名な画家風でキャラクターを指定してみました。

| 指定テキスト:初音ミクと本土復帰50年の沖縄プロパガンダ風ポスター。

|指定テキスト:ゴッホが初音ミクを表現した。



「DALL-E 2」では、実在する人物の画像生成はできない仕様となっているなど、悪用防止のための対策や法整備等もこれから進んでいくことが予想されています。

「画像生成AI」の技術は更に発展していくと考えられますが、テキストのみで生成したい画像の絶妙な表現を指定することは難しく、一部のクリエイターは自身が描いた絵と組み合わせて、制作物を完成させる等の事例が増えてきているようです。

前回に引き続き、新しい技術の視点から、「沖縄の本土復帰50年」を表現してみました。
「画像生成AI」の今後に期待したいですね!

#おすすめ記事

【#残したい沖縄 2022】最近話題の画像生成AIで画像生成してみた

沖縄復帰50年に関連するエピソードを深堀り調査!

沖縄復帰50年に関連するエピソードを深堀り調査継続中!今後のレポートもこちらにアップしていきます。

もっと見る
©琉球放送 株式会社 All Rights Reserved.