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2020/11/20 18:00 政治・経済 基地問題

辺野古サンゴ移植許可取消訴訟 来年2月判決

 普天間基地の移設をめぐり、農林水産大臣が県に辺野古沖のサンゴ移植を許可するよう指示したのは国の違法な関与だとして、取り消しを求めた裁判の第1回口頭弁論が、20日福岡高裁那覇支部で開かれ即日結審しました。

 普天間基地の移設工事をめぐり、沖縄防衛局が去年、県に申請した辺野古沖のサンゴ類およそ4万群体の移植について、ことし2月農林水産大臣は県に許可するよう指示しました。

 県はこの指示を違法だとして国地方係争処理委員会に審査を申し出たものの、ことし6月に退けられたため、福岡高裁那覇支部に提訴していました。

「移植方法などについて必要な審査を行っていました。ところが農林水産大臣は私が処分の判断をする前に沖縄防衛局の資料や見解をそのまま採用して許可を命じました。このようなことは知事の判断権限を奪うものであり大きな問題があります」
(玉城知事)

 事前集会で裁判への決意を語った玉城知事は、20日開かれた第1回口頭弁論で「軟弱地盤で当初の埋め立て案では工事の継続が不可能だ」と指摘したうえで、大臣の指示を「地方自治法の趣旨を逸脱した違法なものだ」と指示の取り消しを求めました。

 一方、国側は「サンゴの採捕は水産資源の保護のためで地盤改良が必要であっても移植が必要なのは明らか」だとしたうえで県の審査は「標準処理期間を大幅に過ぎていて著しく適性を欠く」と棄却を求めました。

 裁判は即日結審し判決は来年2月3日に言い渡されます。