糸満市は「海人のまち」と呼ばれるほど漁業で発展してきたらしいけど、昔の人たちはどのような方法で魚を取ってきたんだろう?
それは・・・
サバニ・ミーカガン・追い込み漁が
糸満の漁業を発展させてきたんだよ。
海人(うみんちゅ)が使っていた船のことを指します。
はじめは丸太をくり抜いたマルキンニ(丸木船)が使われていましたが、より大きな船を作るために板をつぎ合わせたハギンニが主流となりました。
沖縄の方言では「アギヤー」と呼ばれ、海人が海に潜り、網に向かって魚を追い込む漁法のことです。
追い立て役の海人はスルシカーと呼ばれるヒラヒラした漁具を使って魚を追い込みました。
この漁法は県外だけに止まらず、世界各地に広まったとされています。
海に潜って魚を取るために、大活躍したのがミーカガン(水中メガネ)です。
水につけると柔らかく加工しやすいことから、モンパノキ(ハマスーキ)をフチとして使用されました。
1884年(明治17年)ごろに玉城保太郎(たまきやすたろう)が考案したとされ、糸満漁業へ大きく貢献しました。
モンパノキが使用される前は
「芋」をくり抜いて使用されていたんだよ!
参考:糸満市教育委員会「糸満市海洋教育副読本 糸満の海」,合資会社沖縄時事出版,2022年3月,6P~11P
参考:糸満 海人工房・資料館WEBサイト, http://www.hamasuuki.org/home/index.html ,10.27
画像提供:糸満 海人工房・資料館
ミーカガンは、糸満市にある「糸満海人工房」で実際に作ることができるんだよ。
その過程を見ていこう。
モンパノキを水に浸す。
モンパノキは水に浸すことで柔らかくなり、加工しやすくなります。
柔らかくなったモンパノキをナイフでくり抜いていきます。
隙間があるところには綿を詰めていき、ガラスがピッタリハマるようにします。
紐orゴムベルトを通して完成
Q1.ミーカガンのふちに使われている木はどれだろう?
A.デイゴ
B.パンノキ
C.モンパノキ
A
B
C
不正解!
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Q2.アギヤー漁の追い立て役が使用していた漁具はどれだろう?
A.ユートゥイ
B.スルシカー
C.シーカサー
A
B
C
不正解!
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キャンペーン詳細は
こちらから
講師
城野 豊 先生
(NPO法人ハマスーキ)
糸満 海人工房・資料館
〒901-0305 糸満市西崎町1丁目4番11号
TEL : 098-987-1550 FAX : 098-987-1551
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